サージェリーファーストは従来の矯正治療に比べて全体の治療期間が短縮できることで注目されている治療法ですが、その具体的な期間やスケジュールの立て方については事前にしっかり理解しておく必要があります。
一般的にサージェリーファーストでは治療の初期段階で外科手術を行い、その後に矯正治療を行うため最初の数か月間に大きな進展が見られるのが特徴です。
通常の矯正治療では術前に1年から1年半程度かけて歯列を整える必要がありますがサージェリーファーストではそのステップを省くことで、全体の治療期間が6か月から1年程度短くなることがあります。
実際のスケジュールは患者の症状や骨格の状態によって異なりますが初診から手術までが約2〜3か月、その後の術後矯正が1年から1年半程度というのが平均的な目安です。
したがってサージェリーファーストの治療期間全体では約1年半から2年が想定されるケースが多く、従来の方法に比べて大幅な時間的メリットが期待できます。
ただしこの期間はあくまで平均であり、歯の移動スピードや患者の協力度合い術後の回復状況などによって前後することがあります。